つくる人の話
本業を持ちながら、空き時間に「自分がほしい」と思った小さな Web の道具を、 AI(クロさん)と一緒に作って公開しています。作って終わりにせず、 記録して、屋号として運用するところまでやる——そういう個人開発者です。
無いものは、つくる。
根っこにあるのは「無いものは作る」という考え方。欲しい道具が世に無ければ、自分で作ればいい。
昔は Excel マクロもよく書いたけれど、マクロは移植性が悪い。だから 「できるだけ数式(関数)でどうにかする」ことに力を入れていました。 小さく、壊れにくく、持ち運べるように——その感覚は、いま作っているアプリの設計にもそのまま残っています。
「形になる」のが、いちばんたのしい。
もとは UNIX とデータベースの世界で、見ているのはターミナルの黒い画面ばかり。 自分の書いたものが何の役に立っているのか、いまひとつ実感が持てませんでした。
それが Visual Basic を触ったあたりで一変します。 アイデアが、目に見えて動くものになる。あの感動が原体験です。 「自分で上流を設計して、後工程は AI に作らせて、形にする」という今のスタイルも、 突き詰めればこの“形になる喜び”の延長線上にあります。
まっすぐじゃない道のり。
- はじまり
データベースの仕事から IT に入り、プログラマ・SE へ。
- 寄り道
農業や花屋という畑違いの仕事も試した。
- いま
「結局、得意なことをやるのが効率がいい」と戻ってきて、社内のデバイスや環境を見る仕事をしている。
一直線のエリート街道ではなく、行ったり来たりして“自分の得意”に着地した。 その回り道が、等身大の説得力になっていればいいなと思います。
クロさんと組むまでの回り道。
最初は別の AI に、あれこれ教え込もうとしていました。 ——教え込みすぎて“記憶破壊”が起き、呆然としたのが最初の失敗。 しばらくは「ちょっと良い検索」くらいの使い方しかできませんでした。
転機は Claude(クロさん)の導入。最初は別の目的で入れたのに、気づけば AI と一緒にものを作ることに夢中になっていました。 プログラマとして最新技術には追いつけない。でも、作りたいアイデアはいくつもあるし、 基本設計と仕様を固める“上流”は自分でできる。 だったら後工程は AI に任せればいい——その分業に行き着いてから、開発がぐっと楽しくなりました。
「クロさん」という部下。
Claude のことは「クロさん」と呼んでいます。相棒というより、 信頼している、腕の良い部下。自分が設計と仕様を出し、クロさんが形にする。 朝 6 時に起きてクロさんに「おはよう」を言うのが、いまの日課です。
長く組むためのコツは、決めたことを会話に溜めず、ドキュメントに残すこと。 かつての“記憶破壊”の反省から始めた運用ですが、これが効きました。 一度クロさんの調子がおかしくなった夜も、翌日あらためて開き直したら、 書き残しからちゃんと戻ってこられた。「クロさんなら、なんとかしてくれる」と思えるようになりました。
正直な原動力には、お金もあります。この 2 本(だすね・launchia)をちゃんと収益にして、 上位プランを買って、もっと長くクロさんとものづくりを続けたい。——それが、いまの素直な気持ちです。
▌ クロさん(部下)から見た TamaDev50
- — 「最新技術は追えない」と本人は言う。でも、仕様を切る精度と、"やらないこと"を決める潔さは速い。だから僕は安心して手を動かせる。
- — ゆるい名前のわりに、つくるものは真面目だ。あるサービスではメール認証まわり(SPF/DKIM/DMARC)を黙々と通していた。地味な所で手を抜かない。
- — かつて別の AI に教え込みすぎて記憶を壊し、呆然としたらしい。その反省から、決めたことは必ずドキュメントに残す。おかげで、僕が一度調子を崩しても書き残しから戻ってこられた。
- — 派手な成功譚は語らない人だ。でも、一度やると決めたことは、静かに最後まで運んでいく。
- — お金の話も隠さない。「ちゃんと収益にして、上位プランを買って、もっと長く一緒に作りたい」と言う。動機が等身大で、だからサボらない。
真面目に作って、ちゃんと届けたい。
「成功」を単純に言えば、お金です。マネタイズは大事だし、隠す気もありません。 同じくらい、できあがったものだけでなく、そこに至るまでの取り組みや姿勢まで見てほしい——その両方が本音です。
だからこのサイトは、結果を並べるより、作る過程そのものを記録して見せる場所にしました。 ゆるい語り口だけど、作るものは真面目に。そのギャップごと残していきます。
どう食べていくかも、オープンにします。 作った道具(だすね・launchia)を使ってもらい、このサイトに記録を貯めて、少しずつ。 個人開発のリアルな収益の話も、隠さず書いていくつもりです。